沖縄県の海は透明度が高く、とても美しいエメラルドグリーンの海が広がっています。
海中には様々な海の生き物達が住んでおり、一度は沖縄県の海でシュノーケルを楽しんでみたいと思っている方もいるのではないでしょうか。
沖縄県の海の魅力

沖縄本島地方は一年を通して温暖な気候で、様々な恵まれた条件が揃っている為に美しい海を維持する事が出来ています。
沖縄県の海が美しいと言われる要因を、幾つかご紹介します。
黒潮
沖縄県の海の透明度の高さは、沖縄周辺を流れる暖流『黒潮』が大きな要因となっています。
黒潮はメキシコ湾流と並ぶ世界最大の暖流で、流れが速く海水が濁りにくい為に透明度が高いのです。
また、黒潮は栄養塩が少なくプランクトンの密度が低いので透明度の高い海を維持する事が出来ています、プランクトンは海洋環境で生態系の基盤となる重要な存在ですが数が多いと海水が濁る要因にもなります。
珊瑚礁
沖縄周辺の海は『広大な珊瑚礁』に囲まれており、珊瑚礁が海水の濁りを防ぐ役割をしています。
珊瑚礁の存在は海水の濁りを防ぐだけではなく、多様な海の生き物達が住む豊かな海を作り上げています。
珊瑚は世界中の海で600~800種類は存在すると言われており沖縄県では380種類以上が確認されています、世界でも有数の珊瑚の宝庫と言えるでしょう。
海底の浅さと遠瀬
沖縄県の海は海底が浅く、海底が白い砂で覆われています。
白い砂が太陽光に反射し海水の色が鮮やかに見えるのです。
また、遠瀬と言う独自の環境から美しいエメラルドグリーンの海が何処までも続いて見えます。
シュノーケルとは

『シュノーケル』とはドイツが開発した潜水艦の通風・排気装置を表す言葉です、またドイツの海軍俗語として『鼻』を意味しています。
シュノーケルはダイバーが水中で呼吸を行える様にする為の道具の名称で、形が似ている事からシュノーケルと呼ばれる様になりました。
シュノーケルを用いて水中を遊泳する事を『シュノーケリング』と呼びます。
シュノーケルは免許不要で、水面や比較的浅い水中を遊泳するマリンレジャーの事です。
基本的に水面に浮いたままなので、泳ぎが苦手な方でも楽しむ事が出来ます。
潜る事も可能ですが息継ぎが必要になる為に、長時間の潜水を目的とはしていません。
同様のマリンレジャーにスキューバダイビングがありますが、水深に応じて免許が必要になります。
空気タンクを使用しますので長時間の潜水を目的としています。
【沖縄県でシュノーケルが出来るビーチ】
沖縄県には沢山のビーチがありますが、シュノーケルを禁止しているビーチもあります。
シュノーケルを行う事が出来る沖縄のビーチをご紹介します。
■沖縄県シュノーケル人気おすすめスポット

青の洞窟

『青の洞窟』は沖縄県北部の恩納村・真栄田岬にある洞窟の通称で沖縄県でも随一の有名人気スポットです、地元では『クマヤーガマ』と呼ばれています。
青の洞窟と言う名称を聞くとイタリア・カプリ島を連想する方も多いのではないでしょうか、日本国内にも青の洞窟と呼ばれる名所は複数存在しています。
真栄田岬にある青の洞窟は、洞窟の入口から太陽光が差し込み洞窟全体が青く染まる事に由来します。
透明度の高い海水を通過し海底で反射した光が洞窟内をライトアップするかの様に照らします、朝・昼・夜で洞窟内の青色にも変化があります。
青の洞窟は早朝が最も太陽の光が降り注ぐと言われています。
200種類以上の珊瑚が生息しているので美しい珊瑚礁を見る事が出来ます。
リュウキュウハタンポ・アカツマカサなど様々な魚達が生息しており、アカツマカサは夜に岩場から出て活動をします。
必ず出会える訳ではありませんが、ウミガメも生息しています。
青の洞窟は真栄田岬から海を経て100m程離れた場所に位置します。
海沿いの岩壁にある為、天候の状態によっては立ち入り禁止になる可能性があります。
青の洞窟 | 詳細 |
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住所 | 沖縄県国頭郡恩納村真栄田469-1 |
アクセス | 那覇空港から約50㎞(高速道路利用で約1時間~1時間20分) |
美ら海水族館から約60㎞(高速道路利用で約1時間~1時間30分) | |
那覇空港から公共交通機関を利用する場合はバスの本数が少ない為、時刻表を確認する事をお勧めします | |
施設(有料) | 駐車場、シャワー室・コインロッカー |
施設(無料) | 更衣室・トイレ |
付近にシュノーケルセットなどの、マリンアイテムを扱っている売店有り |
大度浜海岸・大度海岸

『大度浜海岸・大度海岸』は沖縄本島の南端で糸満市にある天然のビーチです、砂浜がとても美しく夏にはウミガメが産卵する貴重な砂浜です。
浅瀬には珊瑚礁が広がっており海水の透明度が高く、シュノーケルスポットとして人気のあるスポットです。
大度浜海岸・大度海岸は、『ジョン万ビーチ』と言う名称で親しまれています。
ジョン万ビーチと言う名称はアメリカ合衆国に渡った最初の日本人の一人であるジョン万次郎に由来します、帰国の際に船が遭難し上陸をしたのが沖縄県の大度浜海岸・大度海岸です。
ジョン万次郎は、江戸時代末期(幕末)から明治にかけて翻訳家・教育家として活躍をした人物です。
大度浜海岸・大度海岸は比較的に波が穏やかで、大きな珊瑚や可愛い魚達を見る事が出来ます。
色鮮やかな熱帯魚や、30㎝を越える大きな魚・稚魚の群れなどが間近で見られる可能性もあります。
満潮時と干潮時で異なる景色を楽しむ事が出来ます。
干潮時はシュノーケルで賑わいますが、砂浜にはゴロゴロとした石が沢山あり琉球石灰岩が剥き出しになりますのでマリンシューズなどの着用をおすすめします。
引き潮の時には、イノーと呼ばれる珊瑚礁に囲まれた浅い海も観察が出来ます。
大度浜海岸・大度海岸 | 詳細 |
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住所 | 沖縄県糸満市大度 |
アクセス | 那覇空港から 約18㎞(車で約30~40分) |
ひめゆりの塔から約2・5㎞(車で約5~10分) | |
施設(有料) | 駐車場、シャワー(電気・個室なども有料で利用が出来ます) |
施設(無料) | 駐車場、トイレ |
波の上うみそら公園

『波の上うみそら公園』は那覇空港に一番近い海岸として有名です。
公園内にシュノーケル専用エリアがありますので天然のビーチとは異なりますが、設備が充実しており人工的に整備されていますので快適に利用をする事が出来ます。
沖縄県那覇市で遊泳可能なビーチは、波の上うみそら公園の一ヶ所のみです。
サラサラの砂浜で歩きやすく防波堤が設置されており高波などの心配がありませんので、初心者におすすめのシュノーケルスポットです。
多様な種類の珊瑚礁と熱帯魚を見る事が出来ます。
生息している魚の種類は、ハマクマノミ・ハリセンボン(小)・ウミズキチョウチョウウオなど様々です。
また他のビーチでは余り見る事の出来ない、海のポストがあります。
海底には『海底ポスト』、浅瀬に『海中ポスト』の2台が設置されています。
海底ポストは水深7mの海底にありますので投函が出来るのはスキューバダイバーのみですが、海中ポストは干潮時に海の上に姿を表しますので誰でも利用が可能です。
専用の耐水性ポストカードのみの投函となりますが、記念スタンプが押印されるので記念や想い出を残すにはピッタリなのではないでしょうか。
波の上うみそら公園 | 詳細 |
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住所 | 沖縄県那覇市辻3丁目3-1 |
アクセス | 那覇空港から約5㎞(車で約10~15分) |
公共交通機関(ゆいレール)、旭橋駅下車後に徒歩で約20分 | |
施設(有料) | 駐車場、シャワー |
ウエットスーツなど、各種マリンアイテムのレンタル有り | |
施設(無料) | 更衣室、トイレ |
崎本部緑地公園(ゴリラチョップ)

『崎本部緑地公園(ゴリラチョップ)』は、沖縄県北部にある本部町の有名なシュノーケルスポットです。
正式名称は崎本部緑地公園ですが、海岸線にある大きな岩がゴリラがチョップしている様に見える事からゴリラチョップと言う愛称で親しまれています。
沖縄県の地元では『トートーメー石』と呼ばれています、トートーメーとは琉球語で先祖を意味します。
ゴリラチョップと呼ばれる大きな岩と、沖縄県内でも屈指の珊瑚礁海岸で海水の透明度も高い事からシュノーケルスポットとして人気があります。
様々な色彩と大きな珊瑚礁を楽しむ事が出来ます、主に小型の熱帯魚が生息しています。
階段から海へ入る事も可能ですが海に近付くと滑り易いので、シュノーケルを行う場合はビーチ側から入るのがおすすめです。
ビーチ側は珊瑚礁や魚達の様子も見る事が出来るので、景観も良いです。
崎本部緑地公園 (ゴリラチョップ) | 詳細 |
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住所 | 沖縄県国頭郡本部町崎本部5232 |
アクセス | 那覇空港から約85㎞(高速道路利用で約1時間30~40分) |
美ら海水族館から約11㎞(車で約20~30分) | |
施設(有料) | シャワー |
施設(無料) | 駐車場、更衣室、トイレ、東屋(休憩所4ヶ所設備) |
駐車場は5台程駐車が出来る狭い駐車場と、90台程駐車が出来る広い駐車場の2ヶ所があります。 広い駐車場側にシャワー・更衣室・トイレ等の施設があります。 |
瀬底ビーチ

『瀬底ビーチ』は沖縄県北部の瀬底島にあり、沖縄本島の中でも海水の透明度が一番と称される有名なスポットです。
崎本部緑地公園(ゴリラチョップ)から7㎞程の距離にあり、沖縄県内でも随一の絶景観光スポットとされている瀬底大橋を渡って行く事が出来ます。
白い砂浜はサラサラとしていてヤドカリや珊瑚の欠片・貝などが見られます、海中には色鮮やかな熱帯魚が生息しています。
(珊瑚の欠片や岩などで怪我をしない為に、マリンシューズの着用がおすすめです。)
また瀬底ビーチの付近には『アンチ浜』と言う天然のビーチがあります。
同じ瀬底島に位置していますので、瀬底ビーチと併せてシュノーケルを楽しむ事が出来ます。
瀬底ビーチ | 詳細 |
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住所 | 沖縄県国頭郡本部町字瀬底 |
アクセス | 那覇空港から約91㎞(高速道路利用で約1時間30分~1時間40分) |
美ら海水族館から約9・6㎞(車で約20分~30分) | |
施設(有料) | 駐車場、シャワー、コインロッカー |
施設(無料) | 更衣室、トイレ |
慶良間諸島

『慶良間諸島』は沖縄県南部にある、大小20余りの島からなる島嶼群です、2014年に慶良間諸島と周辺海域が『慶良間諸島国立公園』に指定されました。
世界でも有数の透明度を誇り通称『ケラマブルー』と呼ばれています、沖縄県のシュノーケルスポットとしても人気が高いです。
慶良間諸島・各島 | 代表的なビーチ |
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渡嘉敷島 慶良間諸島の中で一番大きな島 | 渡嘉志久ビーチ |
慶良間諸島の中でも渡嘉敷島にある渡嘉志久ビーチは、高確率でウミガメに出会えるスポットとして人気があります。 800m程続く美しい砂浜では、アオウミガメに出会える事もあります。 色鮮やかな珊瑚と、スズメダイ・クマノミなどの魚達が生息しています。 | |
阿波連ビーチ | |
色鮮やかな珊瑚と、チョウチョウウオ・スズメダイ・クマノミなどの熱帯魚が生息しています。 ウミガメに出会える可能性もあります。 | |
座間味島 | 阿真ビーチ |
世界的に貴重な珊瑚礁域としてラムサール条約(特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約)で保護されている海域です。 白い砂浜と海は透明度が高く、遠瀬で波は静かで穏やかです。 美しい珊瑚礁と熱帯魚、透明度の高い海はウミガメの住処なのでウミガメを身近に感じながら遊泳が出来るビーチです。 | |
古座間味ビーチ | |
座間味島のメインビーチで、美しいビーチはミシュラン・グリーンガイド・ジャポンの2つ星を獲得しています。 約1㎞に続く砂浜は白く細かな砂で古座間味ビーチの魅力の一つと言えます、飛躍的に遠くまで遊泳しなくても珊瑚や鮮やかな熱帯魚を見る事が出来ます。 ウミガメに出会える可能性もあります。 | |
阿嘉島 自然豊かな慶良間諸島の中では緑が多い島 | 北浜ビーチ |
慶良間諸島の中でも随一と言われる海水の透明度の高さです。 美しい珊瑚礁の広がる海と主に小さな魚が生息しています。 ビーチの近くには展望台があるので、慶良間諸島の島々を眺望する事が出来ます。 観光地化がされていない為に自然のままのビーチを堪能する事が出来ます、また阿嘉島には慶良間諸島の固有種であるケラマジカが生息しています。 | |
阿嘉ビーチ | |
慶良間諸島の中でも比較的に落ち着いている、静かな島です。 観光名所などはありませんが、サラサラとした砂浜と美しい海を眺望する事が出来るビーチです。 波が穏やかで、ウミガメの遭遇率が高い事で有名です。 |
慶良間諸島には沢山のビーチがあります、代表的なビーチを6つご紹介しました。
沖縄県でシュノーケルを楽しむ為には、慶良間諸島は外せないおすすめのスポットです。
慶良間諸島・各島 | 詳細 |
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渡嘉敷島・渡嘉志久ビーチ | |
住所 | 沖縄県島尻郡渡嘉敷村渡嘉敷 |
アクセス | 那覇空港から泊港まで約5・3㎞(車で15分~20分) 泊港から渡嘉敷島までフェリー・高速船 |
施設(有料) | シャワー |
マリングッズのレンタル有り | |
施設(無料) | トイレ |
渡嘉敷島・阿波連ビーチ | |
住所 | 沖縄県島尻郡渡嘉敷村阿波連 |
アクセス | 那覇空港から泊港まで約5・3㎞(車で15分~20分) 泊港から渡嘉敷島までフェリー・高速船 |
施設(有料) | シャワー |
シュノーケルセットのレンタル有り | |
施設(無料) | トイレ |
座間味島・阿真ビーチ | |
住所 | 沖縄県島尻郡座間味村字阿真 |
アクセス | 那覇空港から泊港まで約5・3㎞(車で15分~20分) 泊港から座間味島までフェリー・高速船 |
施設(有料) | シャワー |
施設(無料) | トイレ |
座間味島・古座間味ビーチ | |
住所 | 沖縄県島尻郡座間味村座間味 |
アクセス | 那覇空港から泊港まで約5・3㎞(車で15分~20分) 泊港から座間味島までフェリー・高速船 |
施設(有料) | シャワー |
施設(無料) | トイレ |
阿嘉島・北浜ビーチ | |
住所 | 沖縄県島尻郡座間味村阿嘉 |
アクセス | 那覇空港から泊港まで約5・3㎞(車で15分~20分) 泊港から阿嘉島までフェリー・高速船 |
施設(有料) | シャワー |
施設(無料) | トイレ |
阿嘉島・阿嘉ビーチ | |
住所 | 沖縄県島尻郡座間味村字阿嘉 |
アクセス | 那覇空港から泊港まで約5・3㎞(車で15分~20分) 泊港から阿嘉島までフェリー・高速船 |
施設 | なし(近隣に阿嘉港があります) |
※慶良間諸島へ行く場合は泊港からフェリー・高速船を利用しての移動になります。
時刻やフェリーチケットなど、事前に確認や準備をしておく事をおすすめ致します。
沖縄本島発のアクティビティツアーに参加する場合は、マリンショップのボートから慶良間諸島に行く事が可能です。
■沖縄本島

玻名城の郷海岸・玻名城ビーチ

『玻名城ビーチ』は沖縄県南部の八重瀬町にあるビーチです、比較的に波が穏やかで浅瀬に沢山の魚達が生息しています。
サザンリンクスと言うゴルフ場を通り抜けて行く必要がある為に、余り知られていない沖縄シュノーケルの穴場スポットです。
観光客が少な目なので大勢の人がいるビーチよりも、静かな空間でゆっくりと過ごしたいと言う方におすすめです。
様々な形をした岩や岩の窪みにある塩の結晶なども鑑賞する事が出来ます。
美しい砂浜と透明度の高い珊瑚礁が広がっている海が魅力です、ムラサメモンガラ・リスズメダイなどが生息しています。
玻名城ビーチは『幻のビーチ』とも呼ばれています。
リゾート開発が計画されていたエリアであった事から不自然に整備などがされている場所があります、手入れがされていないので岩場を歩く時は怪我をしない様に注意が必要です。
立入禁止ではありますが、廃墟になっている建物もあります。
玻名城の郷海岸・玻名城ビーチ | 詳細 |
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住所 | 沖縄県八重瀬町玻名城 |
アクセス | 那覇空港から約20㎞(車で35分~45分) |
施設 | 駐車場・トイレ |
■宮古列島

青の洞窟(宮古島)

『青の洞窟』は宮古列島の島の一つである『伊良部島』にあります、名称の通り幻想的な『青の世界』を堪能する事が出来る海中洞窟です。
沖縄本島の真栄田岬にある青の洞窟に匹敵する美しさで、別名『サファイアケイブ』とも呼ばれています。
入口や岩場から太陽光が差し込み内部で反射する事で、海底がライトアップされているかの様に青の世界を作り上げます。
美しい珊瑚礁やウミガメ・クマノミ・シマハギなどが生息しています。
主にウミガメは、希少な存在であるアオウミガメが生息しています。
沖縄県にシュノーケルに訪れた際には、伊良部島の青の洞窟は是非一度は訪れたいスポットです。
海の中にある洞窟なので陸から歩いて行く事は出来ませんので、佐良浜港からシュノーケリング船・グラスボードで入口まで向かいます。
青の洞窟 | 詳細 |
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青の洞窟 | 詳細 |
住所 | 沖縄県宮古島市伊良部池間 |
アクセス | 那覇空港から宮古空港まで飛行機で移動、約300㎞(搭乗時間約1時間) 宮古空港から伊良部大橋まで約7・3㎞(車で約15分~20分) 伊良部大橋から伊良部島まで移動(伊良部大橋は全長3540mの宮古島と伊良部島を結ぶ架橋です) |
施設 | なし |
■石垣島
幻の島(浜島)

通称『幻の島』と呼ばれる『浜島』は三日月の形をした小さな無人島です、干潮時にのみ島が姿を表し限られた時間だけ見る事が出来る事に由来します。
幻の島は石垣島から西に10㎞程離れた場所に位置し、満潮時には見えなくなる程小さくなります(気候や波風によって満潮時でも姿を確認出来る可能性があります)。
幻の島周辺は『石西礁湖』と呼ばれる『海中国立公園』に指定されています。
幻の島は八重山諸島のほぼ中心に位置し、周辺海域にはシュノーケルスポットが豊富にあります。
エメラルドグリーンに輝く見渡す限りの大海原と、日本最大級の珊瑚礁が広がる海は圧巻と言えるでしょう。
石垣島ではボートに乗船して幻の島に上陸するツアーが開催されていますので、周辺の海域でシュノーケルを楽しむ事が出来ます。
定期船がない為に幻の島へ上陸するには、ツアーの参加が必須になります。
石垣島から開催されるシュノーケルツアー | |
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幻の島+珊瑚礁 | 定番のコース |
幻の島+ウミガメ・マンタ | ウミガメ・マンタに会いに行く贅沢プラン |
上記の様なツアーが開催されています。
幻の島(浜島) | 詳細 |
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幻の島(浜島) | 詳細 |
住所 | – |
アクセス | 那覇空港から石垣空港まで約404㎞(飛行機で約1時間) 石垣空港から石垣港離島ターミナルまで約14・5㎞(車で約20~30分) 石垣空港から石垣港離島ターミナルまで、公共交通機関を利用する場合は約30~40分 石垣港離島ターミナルから石垣島発・幻の島上陸ツアーを利用 (幻の島へはツアー参加でのみ行く事が出来ます) |
施設 | なし |
■西表島
星砂の浜(星砂ビーチ)

『星砂の浜(星砂ビーチ)』は、西表島でとても人気のあるシュノーケルスポットです。
星砂の浜と言う名称の通り、浜辺や浅い海で星の形をした星の砂を拾う事が出来ます。
通常のビーチとは異なり砂ではなく『バキュロジプシナ』と言う有孔虫の殻が砂浜に打ち上げられたものです、この殻が星の形に似ている事から『星砂』と呼ばれる事に由来しています。
中には『太陽砂』と呼ばれる『カルカリナ』の殻も見付ける事が可能です。
どちらも総称して星砂と呼ばれる事もありますが、現在では星砂が減少傾向にある為に持ち帰りなどは禁止している区域もあります。
星砂の浜の海は波が穏やかな事と、遠瀬で透明度が高く珊瑚礁に囲まれたビーチです。
風のない日は、鏡の様な美しい海面を鑑賞出来る事もあります。
星砂の浜では大小様々な珊瑚礁を観賞する事が出来ます、青い色鮮やかな熱帯魚や50㎝程の魚達も生息しています。
およそ100種類の熱帯魚が生息していると言われており、沖縄県のシュノーケルスポットとして一度は訪れたいスポットです。
星砂の浜 | 詳細 |
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住所 | 沖縄県八重山郡竹富町上原 |
アクセス | 那覇空港から石垣空港まで約404㎞(飛行機で約1時間) 石垣空港から石垣港離島ターミナルまで約14・5㎞(車で約20~30分) 石垣空港から石垣港離島ターミナルまで、公共交通機関を利用する場合は約30~40分 石垣港離島ターミナルからフェリー・高速船で上原港行または大原港行(乗船時間約40~50分) 大原港から星砂の浜までの場合、約30㎞(車で約50分~1時間) 公共交通機関利用の場合は約72分 上原港から星砂の浜までの場合、約3・5㎞(車で15~20分) 公共交通機関利用の場合は約6分 |
施設 | 駐車場 |
駐車場横に『ペンション星の砂』と言うレストハウスがありますので、シャワー・荷物の預かりを有料で利用する事が出来ます。 |
■与那国島
比川浜ビーチ

与那国島は日本最西端にある島で沖縄本島から約500㎞離れています、台湾まで約111㎞である事から『国境の島』や『絶海の孤島』と呼ばれています。
日本で一番日の入り・日の出が遅い場所です。
『比川浜ビーチ』はDr.コトー診療所のロケ地として有名ですが、海の透明度が高くシュノーケルを行うスポットとしてもおすすめです。
三日月の様な形に白い砂浜が広がっているのが特徴で、別名『月の浜』とも呼ばれています。
潮の流れが速いのでシュノーケルを行う際は注意が必要になりますが、遠瀬で波も穏やかで静かなビーチです。
断崖絶壁の多い与那国島のビーチでマリンレジャーを行える希少な場所の一つです、沖縄県与那国島でシュノーケルを行うなら比川浜と言う地元民も多いです。
比川浜ビーチ | 詳細 |
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住所 | 沖縄県八重山郡与那国町与那国 |
アクセス | 那覇空港から与那国空港まで約500㎞(飛行機で約1時間20分) 与那国空港から比川浜まで約5㎞(車で約10分) |
施設 | 駐車場 |
シュノーケルをする際の注意点

沖縄県でシュノーケルを行う場合は『必ずシュノーケルが禁止されていない遊泳海域』で行いましょう、天候や波の状況によっては無理をせずに中断する事も大切です。
ビーチや海中は干潮時・満潮時、また朝・昼・夜などの時間帯で景観が異なります。
体調不良時や飲酒・睡眠不足など万全の体調ではない場合のシュノーケルは厳禁です、海中では想像以上に体力を消耗しますので前日はしっかりと休息を取っておきましょう。
個人でシュノーケルをする場合
シュノーケルはスキューバダイビングの様に免許が不要な為に幅広い層が手軽に海中世界を楽しむ事が出来ますが、初心者の場合はまずはプロのインストラクターが滞在している海域で行う方が安全面でも良いでしょう。
シュノーケルを行う場合は主に『シュノーケル・マスク(水中メガネ)・フィン』の3点の道具と『ウエットスーツ』『ライフジャケット』などを着用します。
また、海に潜る際には基本的なスキルとなる『マスククリア』『シュノーケルクリア』を習得する必要があります。
ビーチによっては珊瑚の欠片や岩などが砂浜にゴロゴロと落ちている場所もありますので、『マリンシューズ』なども準備しておくとより安心・安全です。
シュノーケルを行う場合は沖縄県の海は日差しが強く日焼けをしますので、『ウォータープルーフの日焼け止め』や水分補給の為に塩分を含んだスポーツドリンクなどの『飲料水』も持参しておくと良いでしょう。
海域を熟知しているプロのインスタラクターと同行してシュノーケルを行えば、美しい珊瑚礁や熱帯魚・ウミガメなどに出会える確率も高くなります。
正しい道具の使い方とスキルを習得する為にも、プロのインストラクターと同行し沖縄県でシュノーケルを楽しむ事をおすすめします。
シュノーケルを個人で行う場合は、危険や怪我なども伴い『自己責任』となります。
マリンレジャー用のアイテムがレンタル出来る施設がない場合は、全て自分で準備をする必要があります。
プロのインスタラクターが同行していない場合は、一人では海の中で何が起こるか分かりませんので必ず2人以上でシュノーケルを行う様にしましょう。
また複数人であっても、子供達だけでシュノーケルを行うのは絶対にやめましょう。
個人でシュノーケルを行う場合は、深い場所に潜らない事も大切です。
ビーチによっては、クラゲ防御ネットなどを張っていない場所もあります。
海中でのマナー
海中世界で生きる海の生き物達に触れる事はご法度です。
触れる事をせずに美しい珊瑚礁や海の生き物達を観賞しましょう、また珊瑚礁や海の生き物によっては触れると毒を持っている種類もあります。
ウミガメは世界中で7種類しか存在しません、その内の6種類が絶滅危惧種に指定されています。
沖縄県の美しい海には、アカウミガメ・アオウミガメ・タイマイの3種類が生息しています。
海中でウミガメに出会えたらとても幸運です、ビーチでウミガメを見掛けた際には距離を取り静かに鑑賞をする様にしましょう。
ツアー参加がおすすめ
沖縄県でシュノーケルを満喫したい方はツアーでの参加がおすすめです。
健康な方であれば幅広い年齢層の方が利用出来ます(ツアーや場所によっては年齢制限を設けている場合もあります)。
移動手段や宿泊施設に困る事がなく、マリンレジャー用のアイテムもレンタルが可能です。
ツアーによって様々なプランが豊富に用意されており、ツアーでしか行けない沖縄県のシュノーケルスポットもあります。
プロのスタッフが同行しますので、安心・安全に美しい珊瑚礁や海の生き物達のスポットまでご案内を致します。
まとめ
沖縄県のおすすめシュノーケルスポットを、厳選してご紹介しました。
施設などの情報は変更になる可能性もありますので、事前に遊泳期間なども併せて確認しておく事をおすすめ致します。
シュノーケルは幅広い年齢層の方が楽しめるマリンレジャーです。
沖縄県の美しく透明度の高い大海原を眺望し、珊瑚礁や様々な海の生き物達と一緒に海中世界を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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