初めてでも楽しめる体験ダイビングは、手軽に海に潜れるので人気のあるアクティビティです!
これから体験ダイビングを控えている方の中には、
「体験ダイビングの後にすぐに飛行機に乗っても大丈夫?」
「日帰りで体験ダイビングを計画しているので飛行機には乗ってもいいのか知りたい!」
などの疑問をお持ちの方もいるかもしれません。
実は、ダイビングの直後にすぐに飛行機に乗ってしまって、体調を崩してしまった方も多くいます。
そこで、今回の記事では、体験ダイビングの後の飛行機は危険?大丈夫なのかを詳しくご紹介します。
体験ダイビング後の飛行機搭乗に関するリスクや対策について、現役のダイビングインストラクターが徹底解説!
ダイビングが素敵な思い出になるように、安全に旅を楽しむために、ぜひ最後までご覧ください。
体験ダイビングとは?

「海に潜ってお魚と触れ合ってみたい!」
「水中写真や動画を撮ってみたい!」
など、ダイビングをしてみたいと思っている方におすすめなのが体験ダイビングです。
体験ダイビングは、ライセンスを持っていない方でもダイビングの魅力を手軽に体験できるプログラム。
インストラクターの指導のもと、浅瀬やビーチでのダイビングを楽しむことができます。
観光地のダイビングショップで開催しているところが多く、参加者が安全に体験できるように、事前に簡単な講習やブリーフィングをおこなっています。
基本的なダイビング技術や安全ルールも教えてくれるので、気になるダイビングスポットをチェックしてみてください。
体験ダイビングの後の飛行機は大丈夫?

ダイビングの人気エリアといえばやっぱり沖縄です。
石垣島や宮古島など人気エリアには、東京からの飛行機直行便も数多くでています。
そこで気になるのが、
「体験ダイビングの後にすぐに飛行機に乗っても大丈夫?」
ということです。
結論をお伝えすると、「すごく危険!」なので、ダイビングをしてその日のうちに飛行機で帰る予定を立てている方はご注意ください。
その理由は、ダイビング中の海の気圧と飛行機で過ごした空の気圧が違うからです。
ダイビング後にすぐに飛行機に乗ると、高度が上がることで気圧が下がり、ダイビング中の急浮上と同じような状態になります。
これによって「減圧症」という症状が出てしまうのです。
記事の後半では、ダイビング後に飛行機に乗ることで起こる、この症状についてさらに深掘りもしていくので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
ダイビング後に飛行機に乗るリスク

先ほどもお伝えしましたが、ダイビング後に飛行機に乗るのはとても危険です!
せっかく楽しいダイビングの思い出のはずが、飛行機で体調を悪くしてしまって最悪・・とならないように、正しい知識を覚えておきましょう。
ダイビング後の飛行機搭乗には、どのようなリスクがあるのか詳しく解説していきます。
知らないと危険!減圧症のリスク
ダイビング後に飛行機に乗ることで最も注意すべきリスクは「減圧症」です。
減圧症というのは、体内に溶け込んだ窒素が急激に気泡化し、関節や神経に障害を引き起こす状態のこと。
飛行機の中は気圧が低いので、ダイビング後の体内窒素が気泡になりやすく、減圧症のリスクが高まります。
そして、減圧症の発症は飛行機に乗ることだけではありません。
沖縄などの観光地に行ったら、ダイビングが終わったら、登山や山へのドライブなどを計画することも多いかもしれません。
これは、飛行機に乗った時と同じように、気圧が高い場所に行くことになるので注意が必要!
ダイビング後のスケジュールを立てる際にはぜひ気をつけてくださいね。
減圧症とダイビングの関係性
減圧症とダイビングの関係を、もう少し詳しく解説していきます。
ダイビング中に呼吸する空気には窒素が含まれていて、これが体内に溶け込んでいくんです。
ダイバーが深く潜るほど、また長時間潜るほど、体内に溶け込む窒素の量は増加します。
浮上するときに適切な速度で減圧停止をしないと、体内の窒素が急激に気泡化し、減圧症を引き起こす可能性が高まってしまうのです。
飛行機のキャビン内は通常の地上の気圧よりも低いため、ダイビング後に飛行機に乗ることでこの現象が発生しやすくなります。
減圧症の症状
それでは、減圧症にはいったいどのような症状があるのかをご紹介します。
まず、軽度の症状としては、疲労感や筋肉や関節の痛み、皮膚の痒みやめまいです。
中度になると手足の痺れ、吐き気、湿疹の症状が現れる可能性があります。
そして、重度になると、脳梗塞や心筋梗塞、麻痺や呼吸困難、場合によっては命にかかわる危険性や後遺症が残ることがあるので、十分に気をつけてくださいね。
万が一、ダイビング後の飛行機で症状が現れた場合は、すぐに医療機関を受診することが必要です。
ダイビング後の飛行機搭乗までの待機時間は?

ダイビング後に飛行機に乗るのはとっても危険ということが分かったところで、実際にどのくらいの時間を待機すればいいのかをご紹介します。
多くのダイビング団体や医療機関は、ダイビング後の飛行機搭乗までに少なくとも18〜24時間の待機時間を推奨しています。
この時間は、体内の窒素が安全に排出されるために必要とされています。
ただ、ダイビング後の飛行機搭乗までに18〜24時間程度待機というのは、あくまでも目安です。
ここからは、大切になってくるポイントを詳しく解説していきます。
ダイビングの種類によって待機時間が異なる
ダイビング後の飛行機搭乗までの時間は、一概に何時間という決まりがあるわけではありません。
ダイビングの種類や深さ、ダイビング回数によって異なります。
例えば、深いダイビングや複数回のダイビングをおこった場合は、飛行機搭乗まで長い待機時間が必要となることがあります。
一般的な飛行機搭乗までの待機時間はこちらの表を参考にしてみてください。
ダイビングの種類 | 深さ | 待機時間の目安 |
浅瀬ダイビング | 10〜20m | 18〜24時間 |
深場ダイビング | 20〜30m | 24時間以上 |
複数回ダイビング | 10〜20m | 24時間以上 |
減圧症を分かりやすく解説

ここからは「減圧症」をもう少し詳しく解説して、予防策なども併せてご紹介していきます。
近年とても人気のダイビングですが、海中のアクティビティということで身体への負担は結構あることを覚えておきましょう。
ダイビング前後の予防策もしっかりチェックして楽しい思い出を作ってくださいね。
減圧症とは?
「減圧症」とは、体内に溶け込んだ窒素が急激に気泡化することで発生する疾患で、別名「潜水病」とも呼ばれています。
この症状は、ダイバーが浮上する際に体内の圧力が急激に変化することで引き起こされてしまうので、ダイビングをした方は誰でも起こりうる疾患です。
減圧症は、関節痛や筋肉痛、皮膚のかゆみなどの軽度な症状から、神経系に影響を及ぼす重篤な症状まで、さまざまな形で現れます。
減圧症の予防方法とは?
ダイビング後の減圧症を予防するためには、適切なダイビング計画と浮上速度の管理が重要です。
- 適切な浮上速度の維持
ダイビングの浮上速度は、毎分9〜18メートル以内に保つことが推奨されています。
急激な浮上は、体内の窒素が急速に気泡化するリスクを高めます。
- 減圧停止の実施
特に深いダイビングでは、浮上途中で減圧停止を行うことが重要です。
体内の窒素が徐々に排出される時間を確保できます。
- 計画的なダイビングスケジュール
複数回のダイビングの際には、1日の総ダイビング時間を管理し、適切な休息を取ることが必要です。
- 十分な水分補給
体内の窒素を効率よく排出するために、ダイビング中は水分を十分に摂ることが大切です。
脱水症状は、減圧症のリスクを高める可能性があります。
ダイビングツアーなどに参加した際には、インストラクターの指示に従って、無理をせずに自分の体調を相談しながら潜るようにしましょう。
減圧症の治療法
減圧症の治療には、高圧酸素治療が一般的です。
これは、患者を高圧の環境に置き、純酸素を吸入させることで体内の窒素を排出させます。
早期の治療がおこなわれれば、多くの場合、症状は改善されます。
万が一に備えて、ダイビングに行く際には保険証の持参、保険加入もおすすめです。
減圧症の予防と対策は?

ダイビングをして飛行機で帰るまでに、どのようなことに気をつけたらいいのでしょう?
ダイビング前にしっかりと準備しておくことで、飛行機で自宅に帰るまで快適に楽しく過ごすことができます。
それでは、大切なポイントを解説していきます。
ダイビング前の準備
ダイビング当日の前準備としては、次の2点に気をつけましょう!
- 健康チェック
ダイビング前には健康状態を確認し、体調不良の場合は無理をせず、ダイビングを控えることが重要です。
特に、呼吸器系や心臓に問題がある場合は、医師の診断を受けることが推奨されます。
なお、当日、飛行機で現地入りした方でも問題なく参加できるのでご安心ください。
- 適切な装備の準備
ダイビング器材が正常に動作することを確認し、必要な装備を事前にチェックします。
装備の不備は、潜水中のトラブルを引き起こす可能性があります。
ダイビングツアーなどに参加の場合は、インストラクターからの指示や予行練習などがあるはずです。
ダイビング中に、間違った機材の使い方をしてしまったり、自分の勝手な行動が命取りになる可能性もあります。
指示をしっかり守って準備万端でダイビングを始めましょう!
ダイビング中の注意点
しっかり準備をして臨んだダイビング中は、どんなことに気をつけるのがいいのかを詳しく解説していきます。
初めてのダイビングという方は以下の2つに気をつけてみてください。
- 適切な浮上速度の維持
急激な浮上を避け、ゆっくりと浮上することが大切です。
ダイビングからの浮上速度を管理することで、体内の窒素が徐々に排出される時間を確保できます。
- バディシステムの徹底
ダイビングはバディと一緒におこない、お互いの安全を確保します。
バディと常にコミュニケーションを取り合い、緊急時には互いに助け合えるよう準備します。
わからないことや心配なことがあれば、ダイビング前にインストラクターに確認しておくといいでしょう。
飛行機に乗るまでのダイビング後の過ごし方

楽しいダイビングも無事に終了!
飛行機に乗るまで、どんなことをして過ごすのがいいのかを解説していきます。
まずは、NG行動としては、登山や山へのドライブです。
気圧の高いところへ行くことは、飛行機に乗った状態と同じ状況になってしましますのでご注意くださいね。
適切な時間を空けることの重要性、そしてその理由についてチェックしていきましょう。
ダイビング後に飛行機に乗るまでは時間確保を
ダイビング後に飛行機に乗るまでの最適な時間は、ダイビングの種類や深さ、回数によって異なりますが、一般的には次のようなガイドラインが推奨されています。
- 1回のダイビング(最大10メートル程度)
ダイビング後、飛行機に乗るまで最低でも24時間を空けることが推奨されています。
これは、体内の窒素が完全に排出されるために必要な時間です。
- 複数回のダイビングや深いダイビング(20メートル以上)
深いダイビングや複数回ダイビングをした場合、飛行機に乗るまでの時間はさらに長くとる必要があります。
一般的には、ダイビング後は、飛行機に乗るまで24〜48時間の間隔を空けることが推奨されています。
これは、ダイビングで窒素が体内で十分に分散され、気泡が形成されるリスクを避けるためです。
ダイビングの種類 | 深さ | 待機時間の目安 |
浅瀬ダイビング | 10〜20m | 18〜24時間 |
深場ダイビング | 20〜30m | 24時間以上 |
複数回ダイビング | 10〜20m | 24時間以上 |
ご自身でどのくらいのダイビングをしたのか分からないという方は、インストラクターさんに聞いてみてくださいね。
飛行機に乗る前の過ごし方
それでは、飛行機に乗る前にはどのように過ごすべきなのかご紹介していきます。
ダイビングは身体には負担がかかっているので、あまり無理せずに過ごすようにしましょう!
ダイビング後に飛行機に乗るまでに過ごすべき時間を確保するためは、ダイビングのスケジュールと飛行機の搭乗時間をうまく調整することが大切です。
飛行機に乗る前に心掛けるべき過ごし方のポイントは以下の4つです。
- 十分な休息を取る
ダイビング後は体をリラックスさせ、飛行機に乗るまでに十分な休息を取ることが大切です。
体内の窒素が排出される過程をサポートするため、無理に体を動かすことは避け、リラックスした環境で過ごすようにしましょう。
- 水分補給をする
ダイビング後の水分不足は減圧症のリスクを高めるため、十分な水分補給を心がけてくださいね。
飛行機に乗る前に、脱水症状が起こると、血流が悪化し、窒素が体内に長く滞留する可能性が高まります。
スポーツドリンクや水などをこまめに摂取することが重要です。
- アルコールを控える
飛行機に乗る前にはアルコールの摂取は控えましょう。
アルコールは体内の水分を奪い、脱水を悪化させる可能性があるため、減圧症のリスクを高める原因となります。
- 深呼吸をしてリラックス
ダイビング後、飛行機に乗る前にリラックスした状態を保つために、深呼吸をして、精神的にも体を落ち着けることが大切です。
深呼吸は血行を促進し、体内の窒素をより効率的に排出する手助けをします。
特に初めての方は、ダイビング後はゆっくりしながら飛行機を待つのが安心です!
ダイビング後に飛行機に乗る際の注意点
飛行機に乗る前にダイビングをした方は、以下の注意点も守ることが必要です。
- 急な浮上を避ける
ダイビング中は急な浮上を避けるように心がけ、減圧停止をしながら安全に浮上します。
体内に窒素が溜まるのを防ぎ、飛行機に乗る際のリスクを減少させることができます。
- ダイビング後の体調を確認
ダイビング後に体調に異常を感じる場合、無理に飛行機に乗らず、医師の診察を受けることが重要です。
痛みや不調があれば、すぐに専門の施設で診断を受けましょう。
- 減圧症の兆候を見逃さない
ダイビング後に頭痛、めまい、関節痛などの症状が現れる場合、それは減圧症の兆候かもしれません。
このような症状がある場合は、すぐに医療機関を受診し、飛行機への搭乗を避けるようにしてください。
小さいことの積み重ねと少しの注意で、ダイビング後の飛行機でも快適に過ごせるようになります。
ひとつずつチェックして実践してみてくださいね。
旅行プランの立て方

ダイビングを楽しむ旅行を計画する際には、ダイビングショップの準備だけでなく、その後の飛行機に乗るまでの過ごし方や観光を考えた計画が重要になってきます。
「飛行機に乗る前にはどこでどうやって過ごす?」
「ダイビング後も効率よく観光地を回って飛行機を待ちたい!」
という方におすすめの旅行プランの立て方をご紹介します。
ダイビング後の飛行機に乗るまでの時間を有効に活用し、安全で楽しい旅行を計画するための具体的なアドバイスをぜひ参考にしてみてください。
目的地の選定
ダイビングスポットとして人気のある場所は日本各地にたくさんあります。
関東にも人気エリアはありますが、せっかくなら沖縄や鹿児島に飛行機で行ってみたいという方も多いはず。
ダイビングの目的地を選ぶ際には、以下のポイントをふまえて考えてみるといいでしょう。
- ダイビングのレベル
初心者向け、中級者向け、上級者向けのスポットがあるので、自分のスキルレベルに合った場所を選びましょう。
- 季節と気候
ダイビングに最適なシーズンと、目的地の気候を確認し、快適に潜れる時期を選ぶことが重要です。
- アクセスの便利さ
現地までの交通手段や、飛行機の場合は、空港からのアクセスも考慮に入れましょう。
事前の健康チェック
ダイビングは、思っている以上に体に負担をかけるアクティビティです。
さらに、慣れない飛行機移動で体調を崩してしまう方もいるかもしれません。
旅行前に必ず健康診断を受け、持病がある場合は医師にダイビングができるのかどうか確認しておきましょう。
適切な保険に加入しておくことも大切です。
ダイビング後の過ごし方
ダイビングが終わって、飛行機に乗る前までの計画は、あらかじめ立てておくといいでしょう。
ダイビング直後にすぐに飛行機に乗るのは危険なのでご注意くださいね。
適切な待機時間の確保
減圧症のリスクを避けるためにも、ダイビング後に飛行機に乗るまでの待機時間が非常に重要です。
ダイビング後には、ガイドラインを参考に、十分な待機時間を確保しましょう。
ダイビングの種類 | 深さ | 待機時間の目安 |
浅瀬ダイビング | 10〜20m | 18〜24時間 |
深場ダイビング | 20〜30m | 24時間以上 |
複数回ダイビング | 10〜20m | 24時間以上 |
健康状態のモニタリング
ダイビング後は体調に特に注意し、以下のポイントに気を付けて飛行機出発までお過ごしください。
- 充分な休息
ダイビング後は無理をせず、体を休めることが大切です。
- 水分補給
水分不足を防ぐために、こまめに水分を摂取しましょう。
- アルコール摂取の制限
アルコールは脱水を引き起こしやすいため、控えるようにします。
待機時間を有効に使う観光プラン
飛行機出発まで、できれば有効に時間を使って観光も楽しみたい!という方も多いはず。
ダイビング後は無理のない範囲で観光してみるのもいいでしょう。
計画を立てる際のポイントを詳しくご紹介していきます。
陸上観光の楽しみ方
まずは、観光地では陸上の観光スポットがおすすめです。
- 自然散策
トレッキングやハイキング:ダイビング後に登山するのは気圧の関係で危険ですが、自然豊かな場所でのトレッキングやハイキングは、体を動かしながらリラックスできる活動です。
ビーチや公園でのリラックス:ダイビング後の待機時間には、ビーチや公園でゆっくり過ごすのもおすすめ。
- 文化体験
地元の博物館や美術館:地域の歴史や文化を学ぶことができる施設を訪れることで、旅行の深みが増してその場所もいい思い出になるはずです。
地元のマーケットやイベント:地元のマーケットやイベントに参加して、現地の人々との交流を楽しみましょう。
- 食事とショッピング
地元のレストランやカフェ:現地の料理を楽しむことは、旅行の醍醐味のひとつです。
お土産ショッピング:地元の特産品や工芸品を購入するためのショッピングも楽しんでくださいね。
リラックスできるアクティビティ
- スパやマッサージ
体をリラックスさせるために、スパやマッサージを受けるのもおすすめです。
特に、ダイビング後の疲れた体を癒すのに最適。
- ヨガや瞑想
飛行機に乗る前に、心身をリラックスさせるためのヨガや瞑想もおすすめです。
ビーチや静かな場所でおこなうのもダイビングの思い出になります。
安全確認と最終チェック
- 医療機関の確認
万が一、体調に異変を感じた場合に備え、近くの医療機関の場所を確認しておきましょう。
- 旅行保険の確認
旅行保険に加入している場合、ダイビングや飛行機に乗る際の条件やカバー内容を確認しておくことで、体調が悪くなった時にも落ち着いて行動できます。
ダイビング後に飛行機に乗るまでの過ごし方は、減圧症のリスクを避けるために非常に重要になってきます。
十分な時間を確保して、健康状態をモニタリングすることはもちろん、待機時間を有効に活用するための観光プランを立てることも大切です。
現役インストラクターのアドバイス

最後に、現役のダイビングインストラクターからのアドバイスとして、ダイビング後の飛行機搭乗に関する体験談をご紹介します。
インストラクターの体験談
インストラクターのYさんは、これまでに何百人ものダイバーを指導してきましたが、待機時間を守らなかったために減圧症を発症したケースも目の当たりにしてきました。 女性ふたり組の旅行者が沖縄でのダイビング後、12時間後に飛行機に乗る予定でしたが、Yさんのアドバイスで24時間待機することにしたそうです。 その結果、無事に旅行を続けることができました。 飛行機搭乗までの待機時間を守ることで、リスクを大幅に減らすことができます。 【沖縄・男性・50代インストラクター】 |
インストラクターのSさんは、ダイビングツアー中に体調不良を訴えるダイバーを何度も見てきました。 初めてのダイビング後に、頭痛の症状が出た女性ダイバーに対して、水分補給と休息を取ることで回復。 飛行機は予定通りに搭乗でき、後日お礼の連絡が入りました。 Sさんは、ダイビング後の水分補給と休息がいかに重要かを強調しています。 【沖縄・女性・20代インストラクター】 |
インストラクターのTさんは、旅行前にダイビングスケジュールと飛行機搭乗時間をしっかりと計画することを勧めています。 Tさんの経験では、ダイビングを楽しむために計画を立てずに旅行をするダイバーが多く、その結果、急な予定変更を余儀なくされることも多かったそうです。 夏休みに訪れたある家族は、ダイビング後にすぐに飛行機に乗る予定でしたが、Tさんのアドバイスで48時間の待機時間を設けることにしました。 その結果、家族全員が安全に旅行を続けることができました。 【鹿児島・男性・30代インストラクター】 |
これまで多くのダイビング体験者を見てきたインストラクターの声として、飛行機に乗る前の過ごし方など、ぜひ参考にしてみてください。
安全に楽しむためのポイント
ダイビングは楽しいスポーツですが、安全に楽しむためには大切なポイントを覚えておく必要があります。
ここでは、初心者から経験豊富なダイバーまで、すべてのダイバーが安全に楽しむための基本的なポイントを解説していきます。
適切な装備の選定とメンテナンス
ダイビングではいくつかの装備が必要です。
ダイビングショップでレンタルできますが、選ぶ際には以下のようなポイントに気をつけましょう。
- 装備の選定
自分に合った装備を選ぶことが大切です。
特にマスクやフィン、ウェットスーツなどはサイズが合っていないと快適に潜ることができません。
- 装備のメンテナンス
装備は定期的にメンテナンスをおこなうことが必要です。
使用後はしっかりと洗浄し、乾燥させることで長持ちします。
定期的に専門店で点検を受けることも重要です。
バディシステムの重要性
ダイビングは、常にバディと一緒に行動することが基本です。
お互いの安全を確認し合い、緊急時に対応できるようにしましょう!
バディシステムを守ることで、万が一の事態にも冷静に対処することができるので、手信号などの水中でのコミュニケーションは事前に打ち合わせてください。
緊急時の対応策
緊急時には、シグナルや合図を使ってバディやインストラクターに知らせることが必要です。
水の中でのアクシデントは命取りになるので、事前にシグナルの確認をして、緊急時に備えましょう!
まとめ
今回の記事では、体験ダイビングの後の飛行機は危険?大丈夫なのかを詳しくご紹介しました。
ダイビング中の海の気圧と飛行機で過ごす空の気圧が違うので、とても危険です。
ダイビング後にすぐに飛行機に乗ると、高度が上がることで気圧が下がり、ダイビング中の急浮上と同じような状態になり、「減圧症」という症状を起こす危険もあります。
一般的な待機時間もご紹介しましたが、潜る時間や深さによっても変わってくるのでご注意ください。
体験ダイビング後の飛行機搭乗に関するリスクや対策について、現役のダイビングインストラクターが徹底解説しています。
飛行機に乗るまでの時間を効率よく過ごせるように、ダイビングの後はベストプランでお楽しみください。
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